第3章 〜アメリカ留学〜 ②初めての引きこもり願望
・・・眩しいなぁ。
くっ・・・身体も心も重い・・・
あれ?今どこにいるんだっ・・・け?
あっ・・・アメリカか?
でも何でこんなに疲れてるんだ?身体がこんなに重く感じたことなんてないのに・・・
〜10日前〜
ニューヨークからバスに乗ってフィラデルフィアに来た僕。
あらかじめ大学の人に迎えを頼んでおいたんだ。
めずらしくしっかり準備をしてきた僕。
迎えに来てくれた学生のクリス(のちの大親友)に挨拶して、
車で1時間
やった。
大学についた!
何でこんなにキャンパス綺麗なの~!
建物やらベンチやらお花まで綺麗で
何となく乙女チックな雰囲気にはやくも胸が高まってきた僕。
さらに色んな先生や学生にキャンパス案内をしてもらって、
もうテンションMAX!
ジムにも連れて行ってもらったしね!
イケメンもマッチョも美人な学生さんもみんなフレンドリーで話しかけてくれるから
改めて歓迎されてるんだなぁ~って実感できて嬉しかった。
うん。本当に嬉しかった。
名前を覚えるので精一杯だったけどさ。
しかも結局覚えたのは美女の名前だけ笑
ニューヨークではちょっと英語での会話に入れなくて、落ち込んだけど、
本当に来てよかった!と思った僕。
自分の部屋もすごい広くて、窓からの眺めも良い。
ルームメートはまだ来てないから、その前に
さっさと荷物を片付けようっと!ここにパソコンを置いて~・・・!?
あっ!今日は1言も日本語喋ってない・・・
こんなの人生で初めて・・・
何かを失っちゃったような不思議な感覚。
怖いんじゃなくて、未知の体験。
だって部屋の片づけも英語で独り言を言ってたんだもん笑
その日は興奮したままあまり寝れなかった。
それからオリエンテーションが1周間ほど続いたんだ。
でもそのオリエンテーションは正直に疲れた。
え?まだ18時?
あれ?1日ってこんなに長かったっけ?
何でこんなに疲れてるんだ?って毎日思ってたもん。
実はオリエンテーション中に引きこもりたいと思ったんだ。
引きこもりになりたいと思ったのは、あの時が最初で最後だね。
自分でも本当にビックリした。
え?良ちゃん!?マジで?ってね。
だって、食事のたびに10人くらいのグループで食べなくちゃいけなくて、
しかもここでも会話に入れずに蚊帳の外。
・・・みんな会話のスピードが速いし、内容についていけない。
・・・はぁ。またか。
筋トレと食べるのが大好きな僕が、
会話に入れずに疎外感を感じるんだったら、
ご飯食べたくないなぁ〜って心の底から思ったんだ。
・・・ネガティブ良ちゃん。
みんなもこんな経験ないかな?
あったらその時の良ちゃんにアドバイスしてあげてね!
タイムマシーンで笑
♡外人Wife,外人Life♡