第3章 〜アメリカ留学〜 ④波乱なジムデビュー
「人目を気にせずに、ゆっくりしゃべる事だけ」を意識して
会話するようにしたら、アメリカ人との会話も怖くなくなって
楽しめてきた僕。
そう!立ち直りは早いんですよ、僕。笑
元気になってきたら、今度はいよいよ待ちに待ったデビュー。
良ちゃんといえば、やっぱりマッチョだからさ。
そう、ジムデビュー!
夢にまで見た本場アメリカのジム!
マッチョや美女ばっかりのジムで鍛えて一目置かれてやるぜ〜!
と意気揚々とジムに乗り込んだ僕。
もう、ね。
超広い。
マシーンも超たくさんあるし、窓もピカピカ、
しかも、あのお姉さん超美人。
日本の高級スポーツジムって感じの雰囲気(しかも無料で使い放題)
よっしゃー!華麗なるジムデビューだ!
まずは、アメリカ人に見せびらかせるために
自慢の懸垂(20回)で度肝を抜こうっと!
・・・すると、
「Hey, you little girl get out of my way!」
え~~~!!!??
って超デカイマッチョにどけよ!チビ!って言われた〜!
しかも女の子呼ばわりしたし(細いから)・・・
そりゃあ、細身だから
「もやし」とか「マッチ棒」って呼ばれた事もあるけどさ~
女の子はないだろ~!
ここだけの話、
スッゲー頭に来たから、ぶっ飛ばしてやろうかと思った。
・・・でも、たぶん僕の2倍以上は体重あるから、やめる事に笑
病院送りにされちゃあ困っちゃうもんね笑
でも、「やられたら度肝を抜いてやり返す」がモットーの僕。
絶対にやり返す事を誓った。
圧倒的なマッチョを認めさせてやるんだから~ってね。
そうと決まれば他の人の邪魔にならないように、
ちょっとジムの隅に移動して作戦会議(自分1人で)
会議の議題は
「どうやればあのマッチョの度肝を抜けるか?」
そこでジムの隅っこからさっきのマッチョをよ~く観察。
すると、ある事に気付いた僕。
あれ?アイツ本当にマッチョかな?
確かにデカいけど、よく見るとお腹とかスゴイ出てる。
腕と胸だけデカいけど、マッチョっていうよりは
どっちかっていうと「力持ちくん」ってタイプ。
なるほどなるほど。
戦略が浮かんできたぞ。
あの力持ちくんに何て言われたっけ?
そうだ!女の子呼ばわりされたんだった。
じゃあそれを利用して度肝を抜いてやろ~っと!
作戦は決定。
後は、その作戦を実行するために少し鍛えないと!
作戦決行は2週間後にしよう!
待ってろよ~!
力持ちくんとは距離を置いて自分なりの筋トレを始めた僕。
熊みたいにデカい男たちで溢れてるベンチプレスの周りではなく、
ヨガボールで筋トレしてる美女たちのそばでね笑
やっぱ美女の周りの方が筋トレもはかどるしさ笑
そこでたまたま見つけた女友達にある相談をした僕・・・
♡外人Wife,外人Life♡