gaijinwifegaijinlifeの日記

Texan in Tokyoの良介が外人Wife,外人Lifeのお話をするよ!みんなが笑顔になりますよ〜に♬ 

5章 ~遠距離恋愛~ ➀バレンタインデー

残念ながら、アメリカから日本に帰国する日が来た。

 

つまり、

 

遠距離恋愛

 

ついに3ヶ月くらい遠距離恋愛をしなくちゃいけなくなった。

遠距離恋愛をした事がないカップルにとっての3ヶ月って3年くらいに感じる笑

 

実を言うとね、僕たちがケンカをし始めたのって

ほとんど遠距離恋愛をし始めてからだったんだ。

 

だから、個人的に遠距離恋愛は嫌い!

アンチ遠距離!

 

会えなくて寂しかっただけじゃなくて、ケンカもよくしちゃったからね。

 

遠距離恋愛でのケンカ話も今度話すね~!

 

でも遠距離恋愛を始める前に1度、すごい大げんかをしたんだ。

 

苦い思い出だから忘れない。

あれは、初めて2人で祝ったバレンタインデー。

 

アメリカでは、日本とは違って

バレンタインデーには男性女性にバラとかプレゼントをするのが一般的。

当たり前みたいに言ってる僕だけど、初めて知った時は超ビックリしたんだ

えっ?チョコもらえないだけじゃなくて、あげる側なの??ってね笑 

 

チョコが欲しかった僕は、

グレイスと話しあって、日本スタイルにバレンタインを祝おうと決めた僕たち。

つまり、女の子のグレイスが男の僕にチョコをくれるってわけ!

もちろんホワイトデーを説明して、

その時にプレゼントあげるからねって約束したよ!

 

そしていよいよバレンタインデー当日。

グレイスは寮のキッチンで友達と一緒にチョコを作っているらしい。

 

初めてチョコを作るから期待しないでね~と言われたけど、ワクワクの僕。

 

さて、僕は何もしないの?ダメ男じゃ〜ん!というと、そうではないんだ。

 

プライズプレゼントの仕上げに取りかからないと♪

 

グレイスが初めてチョコを手作りするって知った時、

僕も何か手作りしないとフェアじゃないなぁと思ったんだ。

 

そこで、手作りアルバムを作る事に。

2人で撮った写真をたくさん現像して、

クラフトショップで買った色々なシールで試行錯誤・・・。

不器用だから時間がかかったけど、 

女友達にいろいろ教えてもらいながら、バレンタイン前日に徹夜してほぼ完成!

 

・・・トントントン 

良ちゃ〜んチョコ持ってきたよ〜♬

とグレイス登場。

 

やった〜!

テキサス出身のグレイスならではの、

テキサス州の形をしたチョコや動物のチョコをくれたんだ。

 

 

もう大感激♬

 

美味しい〜♡って言いながらチョコを食べて、ありがとう!って伝えた僕。

すかさず、徹夜して作った手作りアルバムでサプラ〜イズ♬

 

・・・ありがとう。

 

何やらあんまり嬉しそうじゃないグレイス・・・

 

あれ?何か変な事言ったっけ?

 

どうしてグレイスは不機嫌だったのかというと・・・

 

 

♡外人Wife,外人Life♡

お互いの脳をダウンロード?

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国際カップルならではの苦労秘話。

 

それは、

「日本人の夫がいるの〜!」

って言うと、ほぼ100%の確立で

「だからそんなに日本語が上手なのね〜」

と言われるグレイス。

 

いや!間違ってないよ。

確かにそれも一因だよ。

でもそれだけが原因じゃないって分かって欲しい。

 

だって、言語の習得って日本人と付き合ったり結婚すれば、

自然と日本人と同じくらい上手になるっていうほど簡単じゃないじゃん?

 

その言語に慣れるのは間違いないと思うけどさ、

でも世の中ってそんなに甘くないよね?

 

最終的には本人の努力次第だと思う。

 

僕たちの場合、

僕と付き合い始めてから

グレイスのリスニング力や発音は見違えるほどに向上したよ。

でもやっぱりそれだけじゃあ言語を使いこなすレベルまではいけない!

どうしても僕が日常会話で使用する日本語の単語も限られてくるし、

ニュースの単語とかは日常的に使わないから、

本とかを読むと知らない単語や表現ばっかりで、

よく言語習得の壁にぶち当たり落ち込むグレイス。

 

だから結局は、その言語に慣れた後は

自分で努力して勉強し続けないといけないと思うんだ。

 

最近は僕も自分の英語の表現力と発音に

まだまだ改善の余地があるな〜と痛感したから、

グレイスは日本語の本、僕は英語の本を読みながら

分からない所を自分から探してお互いに質問するようにしてるんだ。

 

 

ドラえもんの道具を使って、

 

グレイスに僕の日本語脳をダウンロードさせて

かわりにグレイスの英語脳をダウンロード出来たらどんなに楽か・・・。

 

♡外人Wife,外人Life♡

4章 ~運命の出会い~ ➅ハネムーン期間

無事にグレイスに告白して、付き合い始めた僕たち。

 

付き合い始めの時ってスゴイ楽しいよね?

 

付き合い始めた時は、何もかも新鮮で

もう楽しくて、楽しくてたまらなかった。

 

アメリカでは付き合い始めで楽しい時の事を

「ハネムーン期間」って呼ぶんだってさ。

 

新婚じゃなくてもハネムーンって使うらしいよ、聞いたことあるかな?

 

僕たちはハネムーン期間に、

一緒にアウトレットモールに買い物に行ったり、

日本食のレストランに行ってカツ丼食べたり、

一緒に料理して寮の友達にごちそうしたり、

まさに毎日がバラ色!

 

でも、特に思い出に残ってるのはグレイスと始めて2人っきりで見た映画。

あれは、告白したその日の夜のこと。

 

2人で一緒に僕の部屋で映画を見ることに

部屋に行って、どこで見る〜?ってなって、

床の上は汚いし、部屋にソファーはないから、

じゃあベッドの上で♬というグレイス。

 

・・・え!?はやくない?

と心臓ドキドキの僕。

ドキドキして汗だくになってる僕を見て、

クスッと笑うグレイス。

 

何かアメリカではベッドの上で映画を見るのは普通らしい。

もちろんいやらしい事とかなしにね笑

 

完全にグレイスの手のひらの上で踊らされてた良ちゃん笑

 

そんな具合に動揺してた良ちゃんだから、

初めて2人で一緒に見た記念すべき映画「X-MEN」の内容も

ま〜ったく覚えているはずもない♬

 

グレイスにバレずにグレイスの横顔を見るのに夢中だったもん。

 

まぁ、良ちゃんの恥ずかしい話は置いといて、

こんな感じでグレイスとのハネムーン期間は3ヶ月ぐらい続いたんだ。

 

ネムーン期間の後は何って?

 

楽しい時もあれば、悲しい時もあるのが人生。

その次は試練の時。

 

次はケンカとかの話を包み隠さずに話していくよ〜!

 

♡外人Wife,外人Life♡

4章 ~運命の出会い~ ➄告白

いよいよグレイスに告白すると決めた僕。

 

 

みんなは外国人に愛の告白ってしたことあるかな? 

 

でも、ここで1つ問題が。

 

どうやって告白すればいいの?

何かアメリカの告白ルールとかあるのかな?

 

正直全然わからなかった良ちゃん。

すぐにアメリカ人の友達に聞きまくった。

 

日本では

「➀告白➁付き合う➂デート」

っていう流れで付き合い始めるよね?

 

でもアメリカでは違って

「➀デート➁もっとデート➂付き合ってるよねウチラ?」 

っていう流れが多いらしいんだ!

ビックリだよね!

僕は最初、

「え?告白しないの?」って衝撃だったもん

まずはデートして話が合うのかを知るんだってさ!

へ〜!って感じ。

 

まぁその話は置いておいて。

 

義理堅い日本男児の僕は、

アメリカ流にまずはデートに誘う方法よりも

日本流にまずは告白しようと決意。

 

じゃあ次はどうやって面白く、

かつロマンチックに出来るかな〜と考えた。

 

色々とアメリカ人の女友達にロマンチックの定義を教えてもらって、

アメリカ人の男友達には面白いサプライズの仕方を教えてもらった。

 

「よし!これでいこう!」

 

事前にグレイスの部屋の前で待機する僕。

隣の部屋には友達が5人ほど待機。

 

僕はドレスシャツを着てちょっとオシャレ。

手には真っ赤なバラの花束とある物が。

 

「おっ!グレイス来たぞ!」

隣の部屋の窓から外を見ていた友達が叫ぶ。

 

バタン!

ドアが閉まる音が聞こえる。

 

・・・カツカツ。

グレイスの足音が近づいてくる。

 

・・・ドキドキ

いやワクワクかな?

 

やっぱり楽しまなきゃ!

 

「何してるの?良介?」

 

・・・そうそう。

この声。

ハッキリと通るけど、どこか優しい、この声。

あぁ、やっぱりグレイスだ。

 

僕は、グレイスが大好きなんだ。

 

戸惑うグレイスに近寄って、

プロポーズするように跪き、

お菓子の指輪を取り出して

 

「グレイス!僕の彼女になって下さい!」

 

・・・ドクン。

 

言っちゃった。

 

・・・数秒の沈黙の後

 

あの大好きなグレイスの大好きな声が聞こえてきた

 

 

「YES!YES!YES!」

 

よっしゃーーー!!!大声で叫び

グレイスを初めて力強く抱きしめて、

ありがとう!大切にするね!と言った僕。

 

勢い良くドアが開き友達が

「おめでとう〜〜〜!」って大騒ぎ!

 

何でこんなに友達がいるのか、

よくわからずにビックリしているグレイスに

「せっかくだから記念に写真を撮ろうよ」と言う僕。

 

カシャ

 

5年経った今でも

この記念すべき写真は我が家の写真立てに飾られてるんだ。

 

本当にいい思い出!

 

♡外人Wife,外人Life♡

4章 ~運命の出会い~ ➃サッカー

NY旅行後は何だか前よりもグレイスと親密になった気がし始めた僕。

たぶん僕がグレイスが好きだって気づいたからかもしれない。

 

そんなある日、大学内でサッカーのトーナメントがあると知った僕。

 

友達のショーンと参加を即決し、メンバー集めを開始した僕。

細かい事は苦手な僕だから、リーダーはショーンに任せて、

僕はメンバー集めに集中。

最初はもちろんグレイスを誘ってOKの返事をもらったんだ〜

すぐにチームを編成し、早速練習開始♬

ポジションも僕はゴールキーパー、グレイスはディフェンス。

トーナメント開始までの1週間は毎日練習漬け。

でも大好きなグレイスと一緒だから、

もう楽しくてたまらない!

 

そしていざ第1試合。

グレイスの素晴らしいディフェンスと僕のラッキーセーブで

結果は3−0で快勝

 

その後も順調に勝ち進めて、運命の4試合目

勝てば準決勝進出、負ければ終了。

 

スコアは0−0のまま、残り時間2分。

 

ここで負けるわけにはいかない!頑張れ〜!と声を張る僕。

その直後、味方のミスから相手にボールが渡り、

オフェンスと1対1になった僕。

 

相手は目前。

思いっきりシュートを打ってくる!

 

しかしガッチリとボールを掴む僕。

いや〜ラッキー笑

 

ホッとして、

よ〜し、反撃だ〜!と叫ぼうとした瞬間、異変に気づく。

 

シュートを外した彼が再びシュート態勢に入ってる。

 

 

・・・あれ?

コイツ何でまだ蹴ろうとしてるの?

 

・・・何を蹴ろうとしてるの?

 

・・・あっ!しまった!

次の瞬間、彼は僕の手の中にあるボールを僕の手ごと蹴ってきたんだ。

 

しかし、ラッキーボーイの僕はすかさず反動を最小限にするため身体を回転させた。

手が蹴られたからさすがに痛かったけど、

審判も含めて誰も何が起きたかは気付かなかった。

たった1人を除いては、ね。

 

そう、僕が惚れているグレイス。

 

 グレイスは相手が僕の手を蹴った所をたまたま見てて

彼にスゴイ勢いで詰め寄ったんだ。

 

最初はとぼけていた彼も、グレイスのものすごい剣幕に圧倒されて

僕の手を故意に蹴ったことを認めて誤ったんだ。

 

その後、僕が負傷退場をしてすぐに点を取られて負けちゃったけど

僕はすごく嬉しかった。

勝つ事よりもずっと大事な物を見つけられたからね。

 

グレイスが声を荒げなかったら、誰も気づかなかっただろうなぁ。

本当にグレイスのおかげ。

 

女の子に守ってもらったのは、生まれて始めての経験。

何だか知らないけどすごい安心したのを覚えてる。

 

その後、寮にグレイスと2人で歩いて帰った僕たち。

手は繋がなかったけど、2人の距離はぐ〜んと近づいた。

 

もっとグレイスと一緒にいたいなぁ、

よし!告白しようっと!

 

♡外人Wife,外人Life♡

日本のピザは変?

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「えっ?何この味?普通のピザはないの??」

 

グレイスが日本のピザメニューを初めて見た時の発言。

 

・・・え?普通のピザのメニューを渡したんだけど?

って戸惑ったのをよく覚えてる笑

 

でもグレイスの言う事も正しい。

だってアメリカのピザと日本のピザはサイズや値段も全然違うんだもん。

でも特に違うのはトッピングの種類かな。

日本にエビマヨとかアボガド、シュリンプマヨとか超たくさんあるじゃん?

でもアメリカではチーズだけとかペパロニだけみたいなシンプルな物ばっかり。

そう、グレイスいわく、いわゆる「普通のピザ」ね笑

 

しかも1スライスから買って食べられるの!

でも日本ではホールで1枚丸ごと頼まなきゃいけないよね?

だからちょっとだけピザを食べたいって言う時には結構困る。

まぁ、僕たちは近くの友達に連絡してピザを食べに来ない?

って誘うから問題ないんだけどね〜

それか全部食べちゃう笑

 

グレイスが日本でピザを食べたいなぁ〜って言うと

また文句が始まるよって思わず身構えちゃう僕でした〜笑

 

♡外人Wife,外人Life♡

4章 ~運命の出会い~ ➂うわの空

よく意識してる物ほど視界に入ってくるって言うよね?

例えば、目を閉じて「赤い物」を探せって自分に言ってから、

目を開けると自然と「赤」の服や看板とか自然と目に入ってくる。

みんなも体験した事あるよね?

 

・・・そう。

僕の場合は、「赤」や「緑」じゃなくて

「グレイス」だったんだ。

 

あれはものすごく鮮明に覚えてる。

感謝祭の時期に留学先の大学が5連休くらいだったから、

他の大学に留学してる日本人の男友達3人でNYに旅行をした時の事。

 

自由の女神、タイムズスクエアに、NY在住の友達行きつけのバー。

もう本当に色んな所に行って笑ったり感動した。

 

「・・・オイ!良介!聞いてる?」

 

「え?何か言った?グレイス?」

 

「はぁ?だから夕飯はハンバーガーでいい?」

 

「うん、ハンバーガー食いたい。早く行こう(棒読み)」

 

実は、自由の女神を見に行ったボートからの景色も

タイムズスクエアの眺めも行きつけのバーの飲み物やポテトの味も

な〜んにも覚えてないんだ笑

 

ずっとうわの空だった僕の気持ちを汲んだのか

撮った写真もほとんどがブレまくり笑

 

まぁ仕方ないよね。

だってNY旅行中ず〜っと、

僕の頭の中は「グレイス」でいっぱいだったから。

 

夜寝る前に部屋で飲みながら、

いかにグレイスに夢中かを友達に力説してたのはめっちゃ覚えてる笑

「あんなに面白くて気が効いて美人な人は見た事ない!!」って感じにね。

 

みんなもそんなに好きなら告っちゃえ!って応援してくれた。

いや〜やっぱり持つべきは良い友達だよね。

 

次の日

遅めの朝食を食べようと街をウロウロしていた僕たち一行。

みんな「何食べる〜?サンドイッチにする?」って必死に探してる。

彼らの頭の中が食べ物ばかりの時にもかかわらず、

僕の頭の中はもちろんこの時も 「グレイス」だけ笑

 

「いいよ!それにしよ〜」と超適当に返事を返す僕

 

次の瞬間

 

あああぁぁぁあぁぁぁ!!!!あったあった!

 

と周りの人が振り返るくらいの大声で叫ぶ僕。

友達もそんなに美味しそうなレストランあったの?

ってビックリしてる。

 

 

グレイスだ!

 

 

あのホテルの名前、グレイスだよ!

 

 超興奮して嬉しそうに叫ぶ僕。

 

もう、ね。

友達ドン引き笑

 

テンションの温度差に気づくのに数十秒かかったもん。

 

すぐにホテルの写真を撮った僕。

 

「今夜グレイスにメッセージで送ろう〜っと♬」

 

鼻歌交じりにニコニコ歩く。

もう大満足〜

 

夜に送ったメッセージ以外、この日の記憶はなし笑

 

「やっほー!グレイス!元気?見てみて!NYでグレイスっていう名前のホテルを見つけたよ〜!一応証拠に写真送っておくから!」

とちょっと照れながら、さも偶然を装った僕。

 

・・・10分後

 

ピコーン!

 

「え〜!スゴイ!アタシの名前のホテルを見つけてくれてありがと!休み明けに会えるの楽しみにしてるわ☆」

 

 心臓ドキドキ!

 

そのメッセージを受け取ってから、

もう1日滞在予定があるのに友達に

「はやく大学帰ろうぜ!」

って連呼しまくってキレられた良ちゃんでした〜

 

♡外人Wife,外人Life♡