第1章 〜2浪時代〜 ➂決めた!
「この大学に必ず行く!ダメだったら、一生パシリになるから信じてくれ!」
親友に全力で宣言した言葉がこれ。
何でパシリになる!って宣言してるかって?
それはね、
おじゃる丸を見るのをやめ、
前よりも勉強もはかどり始めて、
模試の成績もあがってきた。
いいじゃん!良ちゃん!その調子!
・・・でも、まだ何か足りない。
何かは分かんないけど、何かが足りない。
すっごいもどかしい日々。
足りないのは、おじゃる丸?
・・・いやいやいや!それはない!
じゃあ、お金?まぁ確かに足りないけど、違う。
あっ!志望校への思いが足りないんだ!
何が何でも行く!っていう確固たる意思がなかったんだ!
でも、絶対行くんだ〜!って何か熱血すぎるのは苦手。
松岡修造じゃないしさ。
じゃあどうしよう?
そうだ!自分を崖っぷちに追い込もう!
何か絶対にしたくない屈辱的な決まりを作ろう。
自分で決めるだけでは弱いから、
親友に宣言して効果を高めよう!
そうと決まったら、すぐに協力してもらおう!
こういう時だけ、冴える僕の頭。
2年前の受験で冴えてほしかった笑
すぐに親友に電話して、冒頭のセリフを宣言。
せっかくだから、山の頂上で宣言しよう。
せっかく山登るなら、走って登ろう。
時間は11月半ばの夜8時過ぎ。
・・・うん。知ってる。バカって言いたいんでしょ?
バカだもん笑
もちろん頂上までは暗すぎて登れず。
でも諦めずに近くの岩の上に立って、
大声で宣言!
あっ、何かが僕の身体の中で動き出した。
この頃になって、
良ちゃんは決意&宣言すると集中力がスゴイ高まるっていう事を知ったんだ。
やっぱり自分を甘やかさずに、追い込む事もたまには必要だよね。
一生パシリは、あれだけどさ笑
♡外人Wife,外人Life♡